研究開発・臨床試験情報

パイプライン

私たちの製品を待っている人々が、すぐそこにいるから。
私たちの信念の実現には、領域をさらに拡げなければなりません。

ファーマエッセンシアジャパンの製品パイプラインは、自社のコアテクノロジーであるペグ化技術プラットフォームにより合成された、長時間作用型のRopeginterferon alfa-2b(P1101)を中心に展開しています。骨髄増殖性腫瘍(myeloproliferative neoplasm:MPN)は、P1101の臨床開発における重要な対象疾患です。MPNに属する真性多血症(polycythemia vera:PV)では、日本人患者を対象とした第Ⅱ相臨床試験が実施されました。本試験および海外で行われたPV患者を対象とする臨床試験の成績は、P1101がPVの病態を改善できる可能性を示唆するものであったことから、日本において2022年4月に承認申請し、2023年3月に「真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当な場合に限る)」を効能・効果として承認を取得しました(製品名 ベスレミ)。本態性血小板血症(essential thrombocythemia:ET)では日本を含むアジア、米国、カナダ、欧州の各国の患者を対象に現在、第Ⅲ相国際共同臨床試験が進行中です。日本のPVおよびET患者においては、臨床試験終了後から承認までの期間に継続試験を実施し、P1101の長期安全性の評価も実施される予定です。このほか、慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)や成人T細胞白血病・リンパ腫(adult T-cell leukemia-lymphoma:ATL)の適応症を取得するための臨床試験も計画されています。現在、日本人患者を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相試験を準備中です。さらに、皮膚科領域においては、ファーマエッセンシアの提携先であるAthenex社から導入したKX01(Tirbanibulin)軟膏において、日光角化症(actinic keratosis:AK)を対象とする第Ⅲ相臨床試験が現在日本で進行中です。私たちの製品を待っている人がすぐそこにいるから。これからもさまざまな領域へとスピード感をもって拡げつつ、私たちの信念を実現していきます。